最終更新:2025年9月18日
50代からの温泉旅行は、心と体をあたためる大人のごほうび。
「夫婦で静かに温泉を楽しみたい」
「一人で気ままに、景色と読書を楽しみたい」
「せっかくなら絶景や美味しい料理も」
そんな想いに寄り添って、全国の極上温泉ガイドを一冊にまとめました。
貸切風呂がある宿、ひとり旅でも安心の温泉地、四季の絶景やアクセスの良さまで、実用と心地よさの両方を大切にご紹介します。
湯気の向こうに、ちいさな非日常を見つけにいきましょう。
「無理をしない旅が、いちばん贅沢。」——そんな気持ちで、お茶でも飲みながらゆっくり読んでくださいね。
1. 50代の温泉、楽しみ方の基本
旅の主役は「静けさ・景色・からだへのやさしさ」。
張り切りすぎず、移動は短く・滞在は長くを合言葉に、湯・食・眠りを丁寧に重ねると満足度がぐっと上がります。
到着日は半径1kmの散策、翌朝に見たい景色へ――そんなリズムが心地よく続きます。
1-1. 静けさ・景色・食の選び方
- 静けさ:客室数の少ない宿/大人向けプラン/客室露天・貸切風呂の数と予約方式(予約制 or 空き次第)を確認。
- 景色:海・湖・山の方角(夕日・朝日・富士見)をチェック。写真だけでなく、方角と階層(高層・低層・庭向き)で想像のズレを防止。
- 食:「少量美味」「個室・半個室」「アレルギー対応」の可否。連泊なら2泊目メニューの変化も要チェック。
- 歩きやすさ:館内の段差・エレベーター位置・大浴場までの距離。スリッパ/下駄の履き心地も快適さに直結。
1-2. 入浴タイミング(朝・夕・就寝前)
入浴は短時間×回数が合いやすい方が多いです。のぼせやすい方は肩まで浸かる前に数分の半身浴から。湯上がりの水分補給をお忘れなく。
- 夕食前:移動疲れをリセット。熱めは短く。
- 就寝前:ぬるめで短時間。入浴後は明かりを落として深呼吸。
- 朝風呂:日の向きが合えば絶景タイム。体調次第で無理をしない。
1-3. 予約前チェックリスト(貸切・個室食・混雑)
- 貸切風呂:予約制/先着・利用時間・バリアフリー・部屋からの距離
- 食事会場:個室/半個室/席の間隔・少量美味プランの有無
- 静けさ:客室位置(エレベーター近く・道路沿い回避)・禁煙区分
- 移動:駅/ICからのアクセス・送迎・駐車場の出入りやすさ
- 入浴混雑:大浴場の混む時間帯・サウナ/外気浴動線
- その他:アレルギー対応・寝具の硬さ・Wi-Fi・キャンセル規定
ここまで決まったら、次は「2. 夫婦でしっとり」へ。貸切・個室食を軸に“半径1km旅”を組み立てていきましょう。
2. 夫婦でしっとり:静けさと貸切を味わう
会話も歩幅も、ゆっくりで大丈夫。「静けさ」「眺め」「ふたり時間」を軸に選べば、到着した瞬間から心がほどけていきます。
到着日は宿の周りを少し散策、湯に浸かってから早めの就寝。翌朝のやわらかな光に合わせて名所を一つだけ——そんな“半径1km旅”が体にもやさしいプランです。
2-1. しっとり派に人気の温泉地
- 箱根(神奈川):美術館や庭園が点在。エリアごとに泉質が異なり、滞在の選択肢が豊富。
- 有馬(兵庫):金泉・銀泉の入り比べが楽しい。温泉街のそぞろ歩きも短距離で満足。
- 由布院(大分):由布岳の眺めとカフェ文化。夕暮れ〜朝の景色が格別。
- 登別(北海道):地獄谷と多彩な泉質。館内完結の大浴場・ラウンジが充実。
- 伊香保(群馬):石段街の情緒と茶褐色の湯。夜の静けさが心地よい。
選び方のヒント: “客室露天”が無くても、貸切風呂の数・予約方式(事前予約/当日先着)と夕朝食会場の個室・半個室を押さえると静けさが確保できます。
2-2. 貸切露天の選び方と予約のコツ
- 予約方式:事前予約か当日先着か。記念日や繁忙期は事前確保が安心です。
- 移動距離:客室から貸切風呂までの段差・エレベーター有無。館内マップで動線を確認。
- 眺望と時間:庭・渓谷・湖・山の方角と、夕暮れ/朝の光に合う枠を選ぶ。
- 設備:洗い場の暖房・ベンチ・脱衣カゴの高さなど、小さな快適が満足度を左右。
- 滞在テク:チェックイン直後か、夕食後の混雑前に1枠。翌朝もう1枠あると最高です。
2-3. 到着日の過ごし方(半径1km旅)
無理をしない時間割に整えると、ふたりの会話が自然に増えていきます。到着〜翌朝のモデルリズムはこんなイメージ。
- 15:00 前後|チェックイン:荷ほどき→館内散策→湯上がり処を確認。
- 16:00|1回目の入浴:短時間×半身浴から。湯上がりに水分補給。
- 17:30|夕食:少量美味のコースがあると夜の負担が軽く。
- 20:00|静かな読書/会話:ラウンジやテラスで一杯。夜更かしはほどほどに。
- 翌朝 6:30〜|朝風呂:日の向きが合えば絶景タイム。体調次第で無理はしない。
夫婦旅の軸が決まったら、「3. 一人旅でゆるむ」へ。ひとり時間の“ゆるみ方”も知っておくと、ふたり旅に戻ったときの快適さがさらに増します。
3. 一人旅でゆるむ:安心と自由の温泉地
ひとり旅のいちばんのご褒美は、好きなときに湯へ向かい、好きなだけぼんやりできること。
初日は背伸びをせず、駅前の案内所や観光協会で地図を受け取り、“今日は半径1km”くらいの気持ちで歩きはじめると、心も体もふっと軽くなります。
3-1. 歩きやすい温泉街
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湯布院(大分):由布岳の眺めと、カフェやギャラリーが点在する穏やかな散策路。
由布市公式|YUFUINFO -
銀山温泉(山形):大正ロマンの街並みは夜の灯りが美しい。写真散歩が楽しいエリア。
銀山温泉 公式サイト -
城崎温泉(兵庫):七つの外湯めぐり文化が成熟。浴衣でそぞろ歩きが定番です。
城崎温泉観光協会
3-2. 日帰り派のよりどころ
「今日は軽く温泉だけ」という日も、駅から近い立ち寄り湯や案内所のある街なら安心。
片道の移動は90分以内を目安に、入浴と軽い食事だけで帰る“湯だけ旅”がおすすめです。
-
箱根湯本・強羅(神奈川):首都圏からのアクセスが簡単、立ち寄り湯が多彩。
箱根町観光協会 -
熱海(静岡):駅前に商店街と案内所。海風と温泉の両取りができる街。
熱海市観光公式サイト -
奥飛騨(岐阜):自然の中の露天が充実。バス拠点を起点に短時間でも満喫。
奥飛騨温泉郷観光協会
3-3. 女性一人旅の安心ポイント
- 館内動線:客室から大浴場・食事処までの距離と明るさ、段差の有無を事前にチェック。
- セキュリティ:夜間のフロント体制、女性専用フロアやパブリックスペースの施錠ルール。
- 食事スタイル:カウンター/個室・半個室の選択肢。少量美味プランがあると安心。
- アクセス:駅からの徒歩ルートが明るいか、送迎の時間帯が合うか。
- 貴重品:客室セーフティボックスの位置・容量、脱衣所ロッカーの有無。
「女性一人での滞在予定です。大浴場の混雑しにくい時間帯と、夕食時の席(個室・半個室)について教えてください。送迎の最終時刻も併せて確認できますか?」
ひとり旅の基礎が整ったら、「4. エリア別:定番と秘湯のよりどころ」へ。季節と気分で行き先を選ぶ楽しさが待っています。
4. エリア別:定番と秘湯のよりどころ
行き先で迷う時間もまた楽しいもの。ここでは、歩きやすさ・景色・湯の個性で選びやすい温泉地を地区ごとにまとめました。
公式サイトのリンクも添えていますので、営業情報やイベントは現地の最新情報でご確認ください。
4-1. 関東・甲信越
-
箱根(神奈川):美術館や庭園が点在。エリアごとに泉質が異なるのも魅力。
箱根町観光協会 / 箱根湯本観光協会 -
伊香保(群馬):石段街の情緒と茶褐色の湯。アクセスと街歩き情報がまとまっています。
渋川伊香保温泉観光協会 -
草津(群馬):湯畑と多彩な共同湯。刺激の強い泉質は短時間入浴を。
草津温泉観光協会(湯Love草津) -
万座(群馬):標高約1,800mの白濁湯。高地の澄んだ空気と雄大な眺め。
万座温泉 公式 -
白骨(長野):乳白色のやわらかな湯。静けさ重視の滞在に。
白骨温泉【公式】 -
河口湖(山梨):富士山を望む絶景の湯宿が点在。
河口湖温泉旅館協同組合【公式】
4-2. 東北・北海道
-
乳頭温泉郷(秋田):七湯それぞれに源泉。湯めぐりで泉質の違いを楽しめます。
乳頭温泉郷 公式 -
蔵王温泉(山形):高原の湯と四季の眺め。温泉街の案内やイベント情報が充実。
蔵王温泉 公式 -
登別(北海道):多彩な泉種と地獄谷の迫力。館内完結派にもやさしい街。
登別国際観光コンベンション協会
4-3. 近畿・中国・四国・九州
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有馬(兵庫):金泉・銀泉の入り比べが楽しい、日本の三古泉。
有馬温泉 公式 -
城崎(兵庫):七つの外湯めぐりと浴衣そぞろ歩き。
城崎温泉観光協会 -
白浜(和歌山):海景色と歴史ある名湯。
南紀白浜観光協会 -
別府(大分):湧出量が桁違いの温泉都市。地獄めぐりや外湯も多彩。
別府たび【公式】 -
由布院(大分):由布岳の眺めとカフェ文化、静けさが魅力。
YUFUINFO|由布市公式 -
指宿(鹿児島):名物の砂むし温泉。海沿いの散策も気持ちいい。
いぶすき観光ネット -
霧島(鹿児島):霧にけむる山あいの湯。温泉郷の中心・丸尾エリアは案内所も便利。
霧島市観光協会
行き先が見えてきたら、次は入浴と体調のコツへ。「5. 泉質と入浴の基本:やさしい温泉学」に進みましょう。
5. 泉質と入浴の基本:やさしい温泉学
温泉は、お湯の個性(泉質)と、入り方(タイミングや時間)で心地よさが大きく変わります。ここでは「何を選ぶか」「どう入るか」を、やさしく整理します。感じ方には個人差があるため、体調と相談しながら無理をしないのが基本です。
5-1. 泉質の基礎(硫黄泉/炭酸水素塩泉/塩化物泉 ほか)
日本の温泉は主な成分で大きく分類され、代表的なものに硫黄泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉などがあります。泉質名は温泉分析書や館内掲示で確認できます。
分類の考え方や各泉質の概要は、日本温泉協会「泉質のいろいろ」が分かりやすいです。
また、温泉の定義や療養泉の要件は環境省「温泉の保護と利用」で確認できます。
- 硫黄泉:独特の香り。装飾品は変色に注意。肌への刺激を感じたら短時間で。
- 炭酸水素塩泉:さっぱり系の湯ざわりと言われることがあります。長湯しすぎない。
- 塩化物泉:保温感が続きやすいと言われます。就寝前は短時間で。
5-2. 入浴の注意とマナー
入浴は短時間×回数が基本。脱水対策・掛け湯・段差や足元の安全確認を忘れずに。
日本温泉協会「入浴編の注意」や、
自治体の衛生ページ(例:
東京都 /
北海道)にも基本がまとまっています。
- 避けたいタイミング:食事直前・直後、飲酒後、強い疲労直後。
- 温度と姿勢:高温浴(42〜43℃以上)は負担が大きいので短時間。心肺負担が気になる方は半身浴から。
- 回数と時間:最初の数日は1〜2回・短時間、慣れても1回10分前後を目安に。
- 水分と休憩:湯上がりの補水とクールダウンをセットに。
- 公衆マナー:かけ湯→洗身→入浴の順。タオルを浴槽に入れない、撮影NGの掲示に従う、貴重品はロッカーへ。
5-3. 持ち物メモ
大人の温泉は“身軽”がいちばん。小さな工夫で滞在がぐっと快適になります。
- 小さめサコッシュ+防水ポーチ:鍵・スマホ・小銭をひとまとめに。
- フェイスタオル2枚:洗い用と湯上がり用を分けると快適。
- 水(ペットボトル):湯上がりの補水用に常備。
- サンダル/滑りにくい室内履き:脱衣所〜廊下の移動を安全に。
- 保湿アイテム:化粧水・乳液・リップなど最小限を詰め替えで。
- メガネ/コンタクトケース:湯気で曇るので置き場を決めておく。
- ヘアゴム・シャワーキャップ:長髪の方は湯に髪が触れにくくなります。
- 薄手の羽織り:湯冷め防止に一枚。
入り方が整ったら、次は旅の財布と相談。「6. 予算でえらぶ:お得・上質・季節割」へ進んで、無理なく続く温泉計画を組み立てましょう。
6. 予算でえらぶ:お得・上質・季節割
旅の満足度は、価格そのものより「配分」で決まります。移動は無理なく、滞在はゆったり。
この章では、リーズナブル派/上質派/季節割の狙い目をやさしく整理します。比べて選べば、同じご予算でも旅の質がぐっと上がります。
6-1. リーズナブルに楽しむ
-
公共の宿を味方に。全国の「休暇村」や「国民宿舎」は自然立地と価格のバランスが魅力。
・休暇村 公式:qkamura.or.jp
・国民宿舎 協会:kokumin-shukusha.or.jp - 平日・肩シーズンを狙う。連休を外した火〜木は価格が落ち着き、貸切風呂の取りやすさも上がります。
- 素泊まり+外食/軽め会席。「少量美味」や会席ミニコースにすると、食後の負担もお財布も軽く。
- 立地最優先。駅近・送迎ありの宿を選ぶと移動費と体力を節約できます。
6-2. 上質に楽しむ
上質派のコツは「1泊集中」。移動短縮→滞在に投資の順に組み立てます。
- 貸切風呂×個室食のセットで静けさを確保。客室露天がなくても満足度は充分。
- チェックインを早く。ラウンジや湯上がり処を余さず楽しむには、早着がいちばんの贅沢です。
- 2泊目は軽く。“1泊は上質、もう1泊は駅近で素泊まり+日帰り湯”という配分も体が楽。
6-3. 季節割の狙い目
- 梅雨〜初夏平日/真冬の平日。観光ピークを外すと、価格も混雑もやわらぎます。
- 連休直後&学会シーズン外。連休明けやイベント前後は「穴場ウィーク」になりがち。
-
交通費も“割引クラブ”で抑える。
・JR東日本「大人の休日倶楽部」公式:jreast.co.jp/otona / チケット案内
・JR西日本「おとなび」公式:jr-odekake.net / 会員限定きっぷ / FAQ
※各割引は対象年齢・エリア・購入条件などが定められています。最新条件は必ず公式ページでご確認ください。
予算の作戦が決まったら、次は移動のしやすさへ。「7. アクセス重視の温泉旅」で、発着地ごとの“楽ルート”を組み立てましょう。

予算は“足し算”より“配分”。
景色・静けさ・移動の楽さ——あなたの優先順にお金をのせていくと、旅がぐっと自分らしくなりますよ。
7. アクセス重視の温泉旅
「移動が楽」だと旅はしっとり深まります。ここでは、発地別に“乗り換え少なめ・迷いにくい”ルートを厳選。公式サイトへすぐ飛べるようリンクも添えました。列車名や直行バスを押さえておけば、当日の段取りがぐっと軽くなります。
7-1. 首都圏発:新宿・東京から“迷わず”温泉へ
- 箱根(箱根湯本)…小田急ロマンスカーで新宿から一直線。特急券はe-ロマンスカーで事前購入が便利です。
- 熱海・伊東・下田/修善寺…東京・新宿・池袋から特急「踊り子」で楽々。熱海から先は「伊東・伊豆急下田」方面と「三島・修善寺」方面に分かれます(全車指定席)。
- 草津温泉…上野・東京から特急「草津・四万」で長野原草津口へ→駅前からJRバス関東(長野原草津口~草津温泉BT)に乗り継ぎ。
直行派は新宿・東京発の高速バス(JRバス関東)も選べます。
7-2. 関西発:大阪・京都・神戸から“近場名湯”へ
- 城崎温泉(兵庫)…大阪からは特急「こうのとり」で豊岡・城崎温泉方面へ。時間帯により編成や停車パターンが異なるので、出発前にページで確認を。
- 白浜温泉(和歌山)…新大阪・京都から特急「くろしお」。車内設備や一部女性専用席の案内も公式にまとまっています。
- 有馬温泉(神戸)…阪急高速バス「有馬エクスプレス(大阪⇔有馬)」が分かりやすい直行系。神戸中心部からは神戸電鉄でアクセスする選択肢もあります。
7-3. 九州発:福岡・鹿児島から“名湯ショートトリップ”
- 別府温泉(大分)…博多から特急「ソニック」。885系/883系の快走で東九州へ。
- 由布院温泉(大分)…人気のD&S列車「ゆふいんの森」で“乗る時間そのもの”を愉しむ旅に。
- 指宿温泉(鹿児島)…鹿児島中央からD&S列車「指宿のたまて箱」(全車指定席)。車窓の錦江湾と桜島がごちそうです。
- 霧島温泉郷(鹿児島)…鹿児島空港から霧島方面の空港連絡バス(鹿児島交通)が便利。霧島・妙見線など路線別PDFも案内されています。
乗り場や予約方法だけ先に押さえておくと、当日は“着いてから温泉まで一直線”。
ここまでで行き方の目星がついたら、「8. 温泉で作る特別な思い出」へ。夜の散歩や朝風呂の時間割まで、気持ちのよい流れを整えていきましょう。

まずは“行き方”を一つ決めてしまいましょう。
予約ボタンを押した瞬間から、温泉旅はもう始まっています。
8. FAQ|よくある質問
旅の準備で迷いやすいポイントを、やさしく整理しました。公式の解説や便利な検索ページも添えておきます。気になるところだけ拾い読みしてくださいね。
8-1. 「源泉かけ流し」って?
浴槽に常に新しい温泉を注ぎ、あふれた湯は戻さない方式を指します(循環で再使用しない)。日本温泉協会では「源泉(完全)放流式」として定義や表示の考え方が整理されています。詳しくは用語解説をご確認ください。
・日本温泉協会「温泉用語解説|源泉かけ流し」公式ページ。
8-2. 貸切風呂の探し方は?
予約サイトで「貸切風呂」「露天風呂付き客室」の絞り込みを使うのが最短ルート。施設によっては事前予約制/当日受付のみが分かれます。公式・各サイトの条件を必ずチェックしましょう。
8-3. 混雑回避のコツはある?
混雑はエリアや宿の規模で変わりますが、「開館直後」と「閉館1~2時間前」は比較的ゆったりしやすい傾向。夕食の時間帯やチェックアウト後の午後早めも狙い目です。入浴は「短時間×回数」を基本に、体調と相談して無理をしないこと。入浴マナーの基礎は日本温泉協会の安全ガイドも参考になります。
・日本温泉協会「入浴時の注意」公式ページ。
迷ったら「立地・静けさ・お湯の個性」のうち、今いちばん大事な一つだけを決めてみてください。自然と答えが絞れてきます。旅の仕上げは、「9. まとめ」で軽くおさらいを。

気になることは公式サイトで最終確認、そして当日は“予定をひとつ減らす”。
それだけで温泉旅は、もっとやさしく肌になじみます。
9. 公式リンク集(観光協会・自治体など)
記事内でご紹介した温泉地を中心に、観光協会・自治体などの公式サイトをまとめました。営業時間やイベント、混雑状況、モデルコースなどの最新情報は、まず公式サイトを確認しておくと安心です。
関東・甲信越
東北・北海道
近畿・中国・四国・九州
旅行の計画段階では、現地の最新ニュース(交通・天候・イベント)と、日帰り入浴の受付時間をあわせてチェックしておくと、当日の過ごし方がぐっと楽になります。公式サイトは、旅の「今」を教えてくれる心強い相棒ですね。

「今日はどこへ行こうかな?」と思ったら、まずは公式サイトをのぞいてみましょう。
旬の景色やイベント、入浴情報まで、旅のヒントがたっぷり見つかりますよ♪
10. 注意事項とポリシー
いつも読んでくださって、ありがとうございます。安心して計画できるよう、当ブログの基本ポリシーと、温泉を気持ちよく楽しむための注意点をまとめました。大切なところだけ拾い読みしていただければ十分です。
10-1. 情報の正確性について
記事内容は取材時点・公開時点の情報をもとに丁寧に作成していますが、料金・営業・プラン・設備・交通などは予告なく変わることがあります。 最終的な条件は各施設・各交通機関の公式サイトでご確認ください。温泉の定義や表示に関する基礎情報は、 環境省「温泉法の概要」 が分かりやすくまとまっています。
10-2. 健康・安全に関するご案内
温泉はからだを整えてくれる反面、入り方を誤ると負担になることも。 飲酒直後の入浴は避ける/入浴前にかけ湯をする/長湯を控える/体調のすぐれない時は無理をしない など、基本マナーと注意事項を守りましょう。詳しくは日本温泉協会の 「入浴時の注意」をご覧ください。
10-3. 予約・キャンセル・トラブル対応
- 宿へ直接予約する場合は、各宿の「宿泊約款」やキャンセル規定をご確認ください。
- 旅行会社の企画旅行(パッケージ等)の場合は、 観光庁「標準旅行業約款」 の適用対象となるケースがあります。契約条件(取消料・変更料など)は約款をご参照ください。
- オンライン予約でトラブルが起きた際は、 国民生活センターの注意喚起ページ が実践的です(連絡履歴の保存など)。
10-4. タトゥー(入れ墨)と入浴について
入浴の可否やカバーシール対応などは施設ごとにルールが異なります。観光庁は、外国人旅行者の受け入れに関する留意点・対応事例を示しています (「入れ墨のみを理由に一律で拒否することは適切ではない」との考え方)。詳しくは資料(PDF)をご確認ください: 入れ墨のある旅行者の入浴に関する留意点と対応事例(観光庁)。 ご利用前に各施設の公式案内を必ずご確認ください。
10-5. 著作権・画像の取り扱い
当ブログの文章・画像の権利は各権利者に帰属します。引用時は出典とリンクをご明記ください。文化財等の写真利用は所管の規定に従います (例:文化庁「著作権」ガイド、文化庁保有画像の使用手続き案内など)。
10-6. 個人情報の取り扱い
お問い合わせ等でお預かりする個人情報は、返信・運営上の連絡の目的に限って利用し、適切に管理します。 法令に基づく開示要請を除き、本人の同意なく第三者に提供しません。関連法令とガイドラインは、 個人情報保護委員会(PPC)の解説をご参照ください。
10-7. コメント・コミュニティガイドライン
- 読者のみなさまと温かいやりとりを続けるため、誹謗中傷・差別的表現・宣伝目的の投稿などは非公開・削除する場合があります。
- 個人が特定されうる情報の書き込みはお控えください(お問い合わせフォームをご利用ください)。
10-8. 広告・アフィリエイト表示について
当ブログでは、運営費の一部に広告・アフィリエイトプログラムを利用する場合があります。 該当記事には「PR」「広告」「アフィリエイトリンクを含みます」等を明記します。 リンク掲載の有無はおすすめ度を保証するものではありません。最終判断は公式情報をご確認のうえでお願いいたします。
なお、温泉の掘削・保護・表示等に関する法令や通知は環境省の資料に集約されています。 詳しく知りたい方は、 「温泉法に関する通知・ガイドライン等」 をご覧ください。

ルールは「窮屈にするため」ではなく、みんなで気持ちよく過ごすための合言葉。
どうぞ無理のない計画で、やさしい温泉時間を重ねてくださいね。
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