最終更新:2025年12月24日

「2025年12月、滋賀の冬は“静寂の雪並木”と“湖畔のイルミネーション”に心洗われる。」
マキノ高原・メタセコイア並木の幻想的な「雪化粧」や、びわ湖大津館を彩るクラシカルな「イルミネーション」
そして、冬の琵琶湖の味覚「鴨鍋」や、近江牛のすき焼きで温まる至福の時間。
南北に長い滋賀県は、エリアによってまったく違う冬の表情を見せてくれます。

本ページは毎月更新の実用ガイド
滋賀の冬旅で特に注意したい「北部(湖北・湖西)の雪道対策」「湖岸特有の強風(比良おろし等)」を軸に、 開催日・渋滞を避けるコツ・暖かく過ごせる屋内スポットまで、 実用情報を最短で把握できる構成に整えました。

上段には「12月の開催一覧/渋滞回避ルート/注目3選」を、 下段には「年中使える保存版ノウハウ」を常設。
「大津周辺は雪が少ない日もある一方、マキノ方面はスタッドレス前提」といった地域差も丁寧に解説します。
安全第一で、滋賀の冬をゆったりと楽しむプランをご提案します。

A. 今月の更新(12月版)

A-1. 今月の開催一覧(12月)

12月の滋賀は、大津エリアの「レトロモダンなイルミネーション」と、高島・長浜エリアの「雪景色」が主役です。 琵琶湖岸は遮るものが少なく風が吹き抜けやすいので、体感温度が一気に下がります。防風アウターがあるとかなり快適です。

12月に行けるイベント(ピックアップ)
日付 イベント名 エリア 観覧・備考
12/6(土)~12/31(水)
1/3(土)~2/1(日)
びわ湖大津館イルミネーション 大津市 イングリッシュガーデンが光に包まれる。12月は毎日点灯、1月以降は土日祝中心。点灯時間は日によって変わるため事前確認推奨。
積雪がある日
(12~2月が狙い目)
メタセコイア並木(雪景色) 高島市(マキノ) 雪が降れば一気に白銀世界に。積雪・凍結時はスタッドレス前提。紅葉~雪の時期は周辺道路が混みやすい。
2025/12/20~2026/3/22
(スキーは12/27予定)
びわ湖バレイ ウィンターシーズン 大津市 まずは観光営業から開始し、積雪が確保でき次第スキー営業へ。ロープウェイから眺める冬の琵琶湖が見どころ。
冬の味覚シーズン 鴨鍋(真鴨)・じゅんじゅん 湖北エリア 長浜などで冬限定の鍋グルメが楽しめる季節。提供時期は店舗により異なるため、事前予約・確認が安心。
12/31(水) 日吉大社・多賀大社 年越し 大津・多賀 県内屈指の初詣スポット。多賀大社周辺は積雪の可能性あり。混雑日は公共交通やパーク&ライドも検討を。

12月のワンポイント

「北部(湖北・湖西)」の雪を甘く見ない。
大津や草津に雪がなくても、高島(マキノ)や長浜(余呉)では大雪・吹雪になることがあります。レンタカーは大津で借りても、北部へ行くならスタッドレス指定ができるか事前に確認を。 マキノへ向かう国道161号は、天候によっては渋滞が発生しやすいので、行くなら早めの時間帯が安心です。

A-2. 今月の注目3選

  • びわ湖大津館 イルミネーション(大津市):旧琵琶湖ホテルの建物を背景に、落ち着いた雰囲気で散策できるのが魅力。規模が“大きすぎない”ぶん、ゆったり見やすく、大人の夜散歩に向いています。
  • メタセコイア並木(高島市マキノ):延長約2.4km・約500本の並木が続く圧巻の景色。12月上旬はレンガ色の余韻、雪が降れば白銀の世界へ。拠点の「マキノピックランド」で休憩できるのも助かります。
  • 長浜・黒壁スクエアと鴨鍋(長浜市):レトロな街並みでガラス工芸を楽しんだ後は、北近江の冬の味覚でほっと一息。鴨の脂とネギの相性、正直反則級です。
キャラクター
「滋賀の冬グルメ『じゅんじゅん』って知ってますか? お肉や魚をすき焼き風に煮込む郷土料理。具材を入れた時の音から名付けられた…なんて話もあるそうですよ♪」

A-3. 初心者向け・決定版ルート(駅→会場→帰路の5ステップ)

(1)大津市|びわ湖大津館イルミネーション(起点:JR大津京駅/JR大津駅)

  1. 駅 → 移動:JR大津京駅から徒歩約20分(タクシーなら約5分)。バスならJR大津駅・京阪びわ湖浜大津駅から江若バスで「柳ヶ崎」下車、徒歩約3分(時刻表は要確認)。
  2. 到着:日没直後の時間帯が見やすいです。琵琶湖の夕景→点灯の流れが気持ちいい。
  3. 観覧コツ:まずはガーデン全体を一周して“推しエリア”を決めてから、写真・散策をじっくり。
  4. 食事:館内レストラン「ベル ヴァン ブルージュ」はディナーが予約制の日もあるので、食事込みなら事前に確認しておくと安心です。
  5. 帰路:湖畔は冷えやすいので、無理に粘らず“余韻で帰る”のが満足度高め。京都方面へ戻るのもスムーズです。

(2)高島市|メタセコイア並木・雪景色(起点:京都東IC/車)

  1. 準備:積雪・凍結が想定される日はスタッドレスタイヤ前提。天候次第ではチェーン携行も。
  2. 移動:国道161号(湖西道路)を北上。雪の日は流れが遅くなりやすいので、時間に余裕を持って。
  3. 到着:「マキノピックランド」周辺の駐車場を利用。路上駐車は渋滞や事故の原因になるので避けましょう。
  4. 休憩:寒さで集中力が落ちやすいので、カフェや売店で温かい飲み物を挟むと安全です。
  5. 帰路:午後は戻り方向が混みやすいことがあります。早めに現地を離脱するか、周辺で時間調整して“渋滞の山”を避けるのがコツ。

A-4. 重要トピック(北部と南部の天気差/冬用タイヤ)

  • 北部と南部の天気差:滋賀県は「大津(南部)は晴れ、長浜(北部)は吹雪」が起こりやすいです。天気予報は県全域ではなく、市町村ごとのピンポイント予報を確認してください。
  • 冬用タイヤ規制:名神高速、北陸道、国道161号、国道8号などの主要道路でも、降雪時は冬用タイヤ規制(チェーン規制)が実施されます。規制が出るとノーマルタイヤ車は走行できないため、装備は最初から前提で考えるのが安全です。
  • 年末年始の初詣:多賀大社(多賀町)、近江神宮(大津市)、日吉大社(大津市)周辺は、大晦日から三が日にかけて交通渋滞が発生しやすいです。パーク&ライドや公共交通の利用も検討してください。

2. 2025年 滋賀県 夏祭り一覧

2-1. 堅田湖族まつり(大津市)

琵琶湖の湖族文化をテーマにした夏祭りで、昼から夜までステージイベント・屋台・パレードが楽しめます。
夜には花火が打ち上げられ、湖面に映る光が幻想的。観覧は無料ですが、会場周辺は交通規制があるため公共交通利用がおすすめです。

2-2. 長浜あざいあっぱれ祭り(長浜市)

浅井文化スポーツ公園で開催される市民参加型の夏祭り。よさこい演舞や音楽ステージのほか、地元グルメ屋台が多数出店。
シャトルバス運行があるため、駐車場の心配なく訪れられます。観覧無料。

2-3. 湖南市夏まつり(湖南市)

野洲川親水公園を舞台に、昼間から盆踊りや屋台、夜は花火大会と盛りだくさんのイベント。
花火は約30分間、観覧無料で楽しめます。広々とした河川敷でゆったり過ごせるのが魅力。

2-4. 愛知川祇園納涼祭(愛荘町)

毎年7月中旬に行われる地域伝統の夏祭り。夜店と盆踊り、約3,500発の花火がフィナーレを飾ります。
駐車場は限られているため、町内シャトルバスや徒歩での来場が安心です。

キャラクター
「湖南市夏まつりは河川敷が広く、折りたたみイス持参ならシニアでも快適に過ごせますよ♪」

3. 花火&夏祭りの観覧ポイント

3-1. 有料席と無料観覧の選び方

滋賀県の花火大会では、びわ湖大花火大会長浜・北びわ湖大花火大会など大規模イベントは有料席が充実。
エグゼクティブ席やカメラ席など目的別に選べ、混雑を避けつつ快適に鑑賞できます。
一方でおごと温泉納涼花火大会湖南市夏まつりなどは無料観覧が可能で、場所取り次第で間近に迫力を味わえます。

3-2. 混雑回避&アクセスの工夫

大規模会場では最寄り駅から徒歩圏の有料席を選ぶと、終了後の移動がスムーズ。
無料エリアの場合は、早めに到着してレジャーシートを敷き、余裕を持って観覧位置を確保しましょう。
湖岸のイベントでは自転車やシャトルバスの利用も有効。駐車場はすぐ満車になるため、公共交通の活用がおすすめです。

キャラクター
「湖岸沿いは風が心地よいですが、夜は少し冷えるので薄手の上着があると安心です♪」

D. 過去イベントアーカイブ(1月〜11月)

D-1. 冬〜春時期(1月〜5月)

2025年 冬〜春の開催実績(1月〜5月)
イベント名 エリア メモ(開催日・見どころ)
3月 左義長まつり 近江八幡市 燃え盛る山車と踊りの競演。迫力満点の祭り。
4月 長浜曳山まつり 長浜市 ユネスコ無形文化遺産。子ども歌舞伎が見どころ。
4月 海津大崎の桜 高島市 湖岸約4kmの桜並木。混雑期は船や公共交通の活用も。
5月 東近江大凧まつり 東近江市 100畳敷の大凧が大空を舞う名物イベント。

D-2. 夏時期(6月〜8月)

2025年 夏の開催実績(6月〜8月)
イベント名 エリア メモ(開催日・見どころ)
7月 鳥人間コンテスト 彦根市 松原水泳場周辺で開催される人力飛行機大会。観覧は暑さ対策必須。
8月 びわ湖大花火大会 大津市 関西最大級。有料席チケットは早期に動くのがコツ。
8月 建部大社 船幸祭 大津市 瀬田の唐橋周辺。船団と花火の競演が名物。

D-3. 秋〜晩秋時期(9月〜11月)

2025年 秋〜晩秋の開催実績(9月〜11月)
イベント名 エリア メモ(開催日・見どころ)
9月 イナズマロックフェス 草津市 西川貴教氏主催の大型野外フェス。琵琶湖畔で開放感たっぷり。
10月 大津祭 大津市 13基の曳山巡行とからくり人形が見どころ。
10月 ご当地キャラ博 彦根市 全国のキャラクターが集まるイベント(開催有無・名称は年により変更の可能性あり)。
11月 湖東三山 紅葉 湖東エリア 鮮やかな赤が魅力。寺院ごとに見頃がずれるので日程調整がカギ。
11月 石山寺 あたら夜もみじ 大津市 国宝多宝塔などのライトアップ。夜は冷え込むため防寒推奨。
キャラクター
「湖東三山の紅葉って、赤の濃さが本当にすごいですよね! 12月からは雪のマキノ方面と、温かい鴨鍋が恋しくなる季節です。」

E. まとめ

12月の滋賀県は、大津エリアの「レトロなイルミネーション」と、北部(高島・長浜)の「白銀の世界」が旅の主役です。 成功のカギは、目的地が「雪国かどうか」を見極める「エリア別タイヤ対策」と、湖岸の「防風対策」注目3選で行き先を決めたら、駅→会場→帰路の5ステップで動線を確認し、安全第一で冬の滋賀を楽しんでください。

12月の実行チェックリスト(保存版)

  • 車移動(北部):高島(マキノ)・長浜・米原方面は、積雪・凍結のリスクが高いエリアです。スタッドレスタイヤは事実上必須(状況によりチェーンも)。「関西だから大丈夫」は通用しません。
  • 車移動(南部):大津・草津エリアでも、冷え込みや降雪状況によっては名神高速や国道で冬用タイヤ規制がかかることがあります。天気予報と交通情報は要確認です。
  • 服装:琵琶湖岸は遮るものが少なく、「比良おろし」などの風が吹く日は体感温度がぐっと下がります。防風アウター+手袋・マフラーがあると安心です。
  • 食事:冬は「鴨鍋」や「じゅんじゅん」など鍋ものが美味しい季節。鴨鍋は人気店だと予約推奨なので、行きたいお店が決まったら早めに押さえておくのが安全です。
  • シニア配慮:屋外のイルミ鑑賞後は体が冷えやすいです。すぐに入れる温浴施設(例:おごと温泉エリア)や、暖房の効いたカフェへ移動できるよう計画しておきましょう。

終了したイベントは過去アーカイブに整理済みです。来季の計画にご活用ください。 この記事は毎月更新(予定)で、最新情報を確認しながら内容を整えていきます。次回の更新でも、季節ごとの最適解を簡潔にお届けします。

キャラクター
「冷え切った体には、おごと温泉の湯が最高! 琵琶湖を眺めながらゆったり温まれるのって、滋賀ならではの贅沢ですよね。」

※記載内容は作成時点の情報です。開催可否・規制・販売状況は必ず直前に公式発表をご確認ください。

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F. よくある質問(FAQ)

Q1. 12月にノーマルタイヤで滋賀へ行けますか?

A. 行き先と天候によりますが、北部はおすすめできません。
大津や草津の市街地のみなら走れる日もありますが、高島(マキノ)や長浜など北部は積雪・凍結のリスクが高いエリアです。ノーマルタイヤでの立ち往生は危険です。高速道路のタイヤ規制にも注意が必要なので、冬用タイヤ(状況によりチェーン)を前提に計画してください。

Q2. メタセコイア並木は冬でも混雑しますか?

A. はい、雪が降った直後は特に混みやすいです。
雪化粧した並木道は絶景のため、カメラ目的の方も含めて来訪が増えます。積雪時は道路幅が狭くなり、すれ違いが難しくなることで渋滞が発生しやすいです。可能なら早めの時間帯の訪問が安心です。

Q3. 琵琶湖岸はどれくらい寒いですか?

A. 風がある日は、気温以上に寒く感じやすいです。
湖からの風を遮るものが少ないため、帽子・マフラー・手袋に加えて、風を通しにくいコート(防風アウター)があると快適です。カイロも持っていくと安心です。