最終更新:2025年8月17日
「ジブリパークの“魔女の谷”、何から回れば正解?」
2024年3月16日、ジブリパーク第2期の目玉エリアとして開園した「魔女の谷」は、『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』など“魔女”にまつわる世界観を一気に味わえるゾーン。ヨーロッパ風の街並みの中で、建物の中まで作り込まれた体験が待っています。
見どころは、内部を探検できる「ハウルの城」、キキの世界を表現した「オキノ邸」や「グーチョキパン屋」、そしてパーク初の本格“のりもの”である「メリーゴーランド」など。グルメはホットドッグスタンド「ホット・ティン・ルーフ」の名物「ネコの手ドッグ」が人気で、写真映えも抜群です。
本ガイドでは、優先して見るべきスポット、名物グルメの買い方、混雑の波を避ける時間帯の考え方を、公式情報と信頼できる一次情報を中心に整理。
「短時間でも満足度を落とさない回り方」を、落ち着いたペースでご提案します。まずは全体像を掴んで、歩き疲れを賢くセーブしましょう。
※施設・演目・提供メニューは予告なく変更される場合があります。来園前に公式サイトの最新情報をご確認ください。
1. 【基本情報】魔女の谷とは?
1-1. 開業日とエリア概要
「魔女の谷(まじょのたに)」は、ジブリパーク第2期の集大成として
2024年3月16日にオープンした最新エリア。
『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』など“魔女”にまつわる作品群をモチーフに、
ヨーロッパ風の街並み・建築・演出で世界観を立体化しています。エリア内には
グーチョキパン屋、ハウルの城、魔女の家(The House of Witches)のほか、
メリーゴーランド(Carousel)やフライングマシン(Flying Machine)も配置され、
歩くだけで作品横断の没入体験が楽しめます。
所在地は愛知県長久手市・愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内。 既存の「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」と隣接しており、 事前予約制のチケットで各エリアを計画的に回遊できます。
✔ 開業日:2024年3月16日(土)
✔ 所在地:愛知県長久手市・愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内
✔ 特徴:複数作品の建物を実寸スケールで再現(グーチョキパン屋/ハウルの城/魔女の家 ほか)+回遊型アトラクション(Carousel/Flying Machine)を併設。

1-2. 世界観と登場作品一覧
魔女の谷は、映画の小道具や意匠まで作り込み、建物の内観展示+フード体験で世界観を重層的に再現しています。 代表的なモチーフと注目ポイントは次のとおりです。
-
ハウルの動く城:高さ約20mの「ハウルの城」。
一日に数回、外装が可動し“煙”の演出も。内部にはカルシファーの炉や寝室・衣裳部屋などの再現展示が並びます(館内は撮影不可の箇所有)。 - 魔女の宅急便:看板建築のグーチョキパン屋では作品にちなんだパンが販売され、店内装飾も必見。エリア内レストラン空飛ぶオーブンも人気です。
- アーヤと魔女:魔女の家(The House of Witches)など、作品世界を感じる展示を配置。エリア全体は“魔女の街”の散策体験として設計されています。
- フード&スナック:ホットドッグスタンド「ホット・ティン・ルーフ」名物のネコの手ドッグ(黒/白)は各990円(税込、10:00~16:30)。
どの施設でも写真だけでなく、“五感で味わう”要素が豊富。混雑の波が落ち着く時間帯を選べば、街歩きの満足度はぐっと高まります。
📷 写真スポット例:ハウルの城の外観正面/グーチョキパン屋の看板/「ホット・ティン・ルーフ」の猫ネオンサイン。
2. 注目の展示&アトラクション
2-1. ハウルの城(内部の見どころ)
エリアの象徴となる「ハウルの城」は、約20m級の外観に可動演出を備え、1時間に数回煙が上がる“動く城”。内部は薄暗いリビングから始まり、カルシファーの暖炉、ソフィーの部屋、ハウルの寝室・衣裳部屋・スタジオ、浴室、マルクルの部屋まで精緻に再現されています。屋外にはかかしのカブの姿も見られます。
- カルシファーの暖炉:炎と炉まわりの造作を間近で鑑賞できます。
- 各部屋の再現:寝室・衣裳部屋・スタジオ・浴室など、映画の生活感が伝わる展示構成。
- 可動&スモーク:外装の一部が動き、煙の演出が入ります。
⚠️ 撮影ルール:園内は撮影不可の場所が多数あります。館内などは職員の指示と公式ルールに従いましょう(商用撮影不可・一部例外あり)。

2-2. グーチョキパン屋(映画のパンと屋根裏見学)
木組みの外観が印象的な「グーチョキパン屋」では、作中に登場するバゲットやブールなどのパンが購入可能。店内装飾も見どころで、裏手の階段から上がると、キキとジジが過ごした屋根裏部屋をのぞけます。
- パン販売:食事用パンから食べ歩き向けまでラインナップ。2025年7月2日以降の夏期は“セット販売のみ”の運用が予告されています(詳細は店頭で確認)。
- 屋根裏の見学:展示の導線に沿って、キキの部屋や書斎の生活感を体感。
- アクセス配慮:パン屋と帽子店の2階に直結する「リフト・フォー・ウィッチズ」を設置。ベビーカー・車椅子優先で利用できます。
💡 ワンポイント:パンの在庫や販売形態は日によって変わります。最新の運用は当日現地での掲示・スタッフ案内を確認しましょう。
2-3. のりもの系:メリーゴーランド&フライングマシン
小さな旅の縁日に来たような気分で楽しめる「メリーゴーランド」と「フライングマシン」。キキ、ハウル、『もののけ姫』などのモチーフが随所に配され、ハウルとソフィーの屋根上オーナメントや、『ラピュタ』のラピュタとタイガーモス号の意匠にも注目です。チケットはオキノ邸前のチケットハットで当日販売(売切れあり/荒天時運休)。
- メリーゴーランド:対象年齢 3歳以上(2歳以下は無料)/料金 3–12歳 500円、13歳以上 1,000円/定員 35名(28台)。飲食・乗車中の撮影は禁止。同行ルール・安全バーなどの注意事項あり。
- フライングマシン:対象年齢 3歳以上(120cm未満は13歳以上の同乗者が必要)/料金 500円/定員 16名(8台)。体格・体調条件や安全ベルト規定、乗車中の撮影禁止などの制限があります。
📝 乗り方のコツ:午前中にチケット確保 → 天候と運行状況を随時チェック → 休憩ベンチや日陰をループに組み込むと快適です。
3. グルメ情報|人気No.1「ネコの手ドッグ」の秘密
3-1. メニュー詳細と価格
魔女の谷の名物フードといえば、黒猫の手をかたどった「ネコの手ドッグ」。販売はテイクアウト専用の
ホットドッグスタンド「ホット・ティン・ルーフ」で、営業時間は10:00〜16:30(変更の可能性あり)。
パンは白/黒の2種から選べ、いずれも価格は各990円(税込)。ポテトやドリンクが付くセット(各1,350円)や、
両方付くポテドリセット(1,550円)も用意されています。黒生地は竹炭使用で見た目はクール、味は白と同じです。
- 販売場所:魔女の谷「ホット・ティン・ルーフ」テイクアウトスタンド(ベンチデッキ横)
- 単品価格:ネコの手ドッグ(白/黒) 各990円(税込)
- セット:ポテトセット/ドリンクセット 各1,350円、ポテドリセット 1,550円(いずれも税込)
- 営業時間:10:00〜16:30(売切れ次第終了・変更の場合あり)
🐾 ここが人気の理由:
“写真映え”するビジュアルに、極太でジューシーなソーセージの満足感。ベンチ併設で立ち食いになりにくい点も支持されています。

3-2. 混雑する時間帯と回避法
昼食帯(おおむね11:00〜13:00)は行列が延びやすく、待ち時間が伸びる傾向。 平日・肩シーズンは5〜10分程度で買えるケースもある一方、土日やイベント期は待機列や売切れが発生することがあります。
- 狙い目の時間:開店直後〜11:00。まずはホット・ティン・ルーフで購入→ベンチデッキでサクッと食べるのが快適。
- 売切れ対策:午後遅めは売切れリスクあり。早めの時間帯に確保を。
- 天候配慮:屋根付きベンチが近く、悪天候時でも休憩しやすい導線です。
🎯 ガチ攻略メモ:
10時台に購入→メイン動線の鑑賞を再開が歩数も待ち時間も最小に。ピーク帯に被ったら、列が短くなる14時台以降を見直すのも手です(在庫次第)。
4. 体験者のリアルレビュー&写真スポット
体験談では、「街並みの完成度が高く、歩くだけで楽しい」という声が多数。
なかでもハウルの城の外観演出や、石畳と欧風建築のスケール感は“撮る楽しさ”を押し上げます。
いっぽうで、屋内は撮影禁止の場所も多いため、館内では展示そのものをじっくり味わうのが吉です。
📸 人気の写真スポットTOP5
-
1位:ハウルの城(外観)
メカニカルな外装は迫力満点。可動やスモークの演出に出合えたらシャッターチャンスです(時間は不定)。
朝~午前は逆光を避けるアングル探しを。 -
2位:グーチョキパン屋の看板&ショーウィンドウ
木組みの外観とショップ看板は、寄っても引いても“絵”になる定番カット。 -
3位:ホット・ティン・ルーフの猫ネオンサイン+ネコの手ドッグ
“暴れ猫”のネオンが目印。手に持ったネコの手ドッグと一緒にフレームに入れると映え度アップ。 -
4位:カルーセル周辺(石畳&中心装飾)
回転木馬の装飾と石畳のコントラストがフォトジェニック。
乗車中の撮影は禁止なので、列や周囲から安全に。 -
5位:廃墟通り/時計塔・タイルアート付近
細部まで作り込まれた意匠は、広角・標準どちらでも楽しいディテール撮影スポット。
📱 SNSの傾向:
「#魔女の谷」「#ハウルの城」「#ネコの手ドッグ」などのタグで投稿が盛況。
混雑ピーク(11~13時)を外した午前の早い時間/夕刻は、背景に人が写り込みにくく撮影しやすい傾向です。

📝 撮影ルールの基本:
パーク内は撮影禁止の場所が多く、商用撮影不可。表示・スタッフ指示に従いましょう。
写真だけでなく、建物の質感や音・匂い・空気感まで“体験”として味わうのが魔女の谷の醍醐味。
撮影は外観中心、屋内は目と心に残す──この切り替えが、満足度の高い大人の園内時間をつくります。
5. まとめ|魔女の谷で“大人ジブリ旅”を楽しもう
2024年にオープンした「魔女の谷」は、ジブリの魔法世界を上質に体感できる大人向けスポット。
ハウルの動く城やグーチョキパン屋、のりもの系のメリーゴーランド/フライングマシンまで、
歩くだけで世界観に浸れる“街全体の演出”が魅力です。
どの展示も細部まで丁寧に作り込まれており、外観は写真映え、屋内は“鑑賞に集中”が満足度を高めるコツ。
グルメはネコの手ドッグなどのテイクアウトが人気で、ベンチ休憩を挟みつつゆったり巡ると負担が少なく楽しめます。
※「ネコバス」はジブリの大倉庫側のコンテンツです(魔女の谷の施設ではありません)。
✔ 魔女の谷の“大人旅”おすすめポイント
- 映画の世界を歩いて体感できる街並み&建築美
- 手軽で映えるネコの手ドッグは早めの時間帯に
- 屋外中心で撮影、屋内は目と心で堪能を
- 混雑ピーク(11~13時)を避ければ、静かにじっくり楽しめる
🎁 ワンポイント:
ショップの入荷・在庫は日によって変動します。気になる限定グッズは早めに確認し、ロッカーや手荷物預かりを活用すると身軽に回れます。

忙しい日常から少し離れて、物語の余韻に浸る時間を。
魔女の谷は、上品に“遊ぶ”大人の週末にぴったりの舞台です。
次の休日は、ゆるやかなペースでこの魔法の街を散策してみてくださいね。
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