最終更新:2025年8月16日
「ジブリパーク、どこから回るのが正解?」
広大な愛・地球博記念公園内に、ジブリの大倉庫/青春の丘/どんどこ森/もののけの里/魔女の谷の5エリアが点在します。
エリア間は原則徒歩移動で、目安として大倉庫⇔魔女の谷は約400m・大倉庫⇔もののけの里は約600m。歩く距離と時間配分を意識すると、1日の満足度が大きく変わります。
混雑と動線のポイントはシンプル。入場時間の指定があるのは「ジブリの大倉庫」だけで、ほかのエリアは開園〜16:30の最終受付までに入場します(夜間営業日は一部延長あり)。
とくに青春の丘/どんどこ森は16時以降に混みやすく、16:30で受付終了。混雑を避けたい方は午前〜午後の早い時間に回すのが賢明です。
この記事では、公式情報と現地運営のガイドラインを踏まえて、
■所要時間の目安 ■おすすめの回り順 ■時間帯別の混雑傾向をわかりやすく解説。
「限られた時間で、無理なく、しっかり楽しむ」ためのスマートなルート戦略を、一緒に組み立てていきます。
※内容は2025年8月時点の公開情報をもとに作成。最新のチケット販売・上映スケジュール・運営状況は公式サイトの「チケット」「最新情報」「利用案内」を必ずご確認ください。
1. 【基本情報】ジブリパークのエリア配置と動線
1-1. 各エリアの場所とアクセス時間
ジブリパークは、愛知県「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に広がる複数エリアの集合体。
主要動線の基点はジブリの大倉庫で、各エリアまでの距離目安は公式が公開しています。この記事では徒歩1分=約80mで換算し、現実的な徒歩時間の目安に置き換えて表にしました。
エリア名 | 主な作品 | 最寄からの移動時間(目安) |
---|---|---|
ジブリの大倉庫 | 展示・シアター・ショップ | リニモ「愛・地球博記念公園」駅から 約400m → 徒歩約5分 |
青春の丘 | 『耳をすませば』『猫の恩返し』 | 大倉庫から 約200m → 徒歩約3分 |
どんどこ森 | 『となりのトトロ』 | 大倉庫から ルートにより約550〜850m → 徒歩約7〜11分(一部坂あり) |
もののけの里 | 『もののけ姫』 | 大倉庫から 約600m → 徒歩約8分 |
魔女の谷 | 『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』 | 大倉庫から 約400m → 徒歩約5分 |
🚶♀️ ワンポイント:
各エリア間は最短で3〜11分ほどの徒歩移動。歩きやすい靴・小型バッグで身軽に回ると疲れにくいです。
なお、どんどこ森は傾斜区間があり、必要に応じて山頂昇降用のスロープカー(優先利用制度あり)を活用できます。

1-2. チケット別に回れる順序の違い
2025年4月以降、チケットはセット券(プレミアム/スタンダード)とエリア券に再編。
セット券は「ジブリの大倉庫のみ時間指定」、他エリアは当日16:30までに入場が基本です(夜間営業日は一部延長)。エリア券は種別により午前/午後の入場枠が設けられています。
-
■大さんぽ券プレミアム(全5エリアに入場可)
〈午前〉大倉庫(時間指定)→ もののけの里 → 青春の丘
〈午後〉魔女の谷 → どんどこ森
※プレミアムは(大倉庫以外)再入場可なので、撮影や買い物の取りこぼしを戻って拾えます。 -
■大さんぽ券スタンダード(大倉庫+魔女の谷+もののけの里)
〈午前〉大倉庫(時間指定)→ もののけの里
〈午後〉魔女の谷(建物内部は当日入場券の購入で観覧可)
※魔女の谷の特別施設当日入場券はエリア内で整理券配布後に販売(先着・規定枚数終了あり)。 -
■エリア券:魔女の谷・もののけの里
〈午前 or 午後(魔女の谷は時間枠あり)〉魔女の谷をじっくり → もののけの里で散策・体験
※オキノ邸/ハウルの城/魔女の家は、プレミアム以外は当日入場券の購入が必要です(整理券は10:00〜配布、休日は9:00〜)。
⏰ 注意:
大倉庫は指定入場時刻から1時間以内に入場、その他エリアは原則16:30が最終入場です。
とくに青春の丘/どんどこ森は16時以降に混雑しやすいため、午前〜午後早めに回すのが安全。夜間営業日は対象エリアの最終入場が延長される日程があります。
2. 所要時間の目安と体力配分
2-1. 各エリアの平均滞在時間まとめ
ジブリパークは見どころが多く、1エリアだけでもしっかり時間を使います。
下表は混雑時を想定した編集部の目安です。基礎データには、学校団体向け公式資料の「見学所要時間(大倉庫70〜90分/3エリア合計150〜180分/5エリア合計210〜300分)」を参照し、一般来園者の撮影・飲食・移動を加味して換算しています。
エリア名 | 平均滞在時間(混雑時の目安) | 見どころ |
---|---|---|
ジブリの大倉庫 | 90〜120分 | 展示・短編シアター・ネコバス・ショップ・カフェ |
青春の丘 | 30〜45分 | 地球屋/猫の事務所/ロータリー広場(手紙投函も可) |
どんどこ森 | 40〜60分 | どんどこ堂・遊歩道・山頂〈スロープカー優先利用あり〉 |
もののけの里 | 30〜45分 | 乙事主像・里の景観・体験(所要は日により変動) |
魔女の谷 | 60〜90分 | ハウルの城・オキノ邸・グーチョキパン屋 ほか(販売形態などは期日限定の変更あり) |
⌛ ワンポイント:
全エリアを無理なく回るなら、最低でも5〜6時間の確保が安心です(公式の5エリア合計210〜300分に、休憩・撮影・移動の余裕を上乗せ)。

2-2. 大人でも疲れにくいスケジューリング術
広い園内を効率よく巡るには、体力を温存しつつ「メリハリある動き」が鍵。次の3つを押さえると一日の質が変わります。
- ① 午前は人気&インドアから
指定入場のジブリの大倉庫を起点に、冷房環境で体力を温存。開園時刻と当日の運営状況は公式で都度チェックを。 - ② 午後は散策系でリフレッシュ
どんどこ森やもののけの里は歩いて景色を楽しむ構成。どんどこ森の坂道はスロープカー優先利用情報も事前に確認しておくと安心です。 - ③ こまめな休憩計画
ロッカーや休憩所の位置、飲食施設は利用案内で事前に把握。荷物を軽くして回遊性を上げると、後半の疲労感がぐっと軽くなります。
🧭 こんな工夫も!
スマホのメモに入場枠・行きたい展示・食べたいメニューを書き出しておくと、移動中の迷いが減り、滞在の満足度が上がります。最新の「待ち時間(運営状況)」ページをブックマークしておくのも有効です。
3. 効率的な回り方モデルルート3選
3-1. 初心者向けゆったりルート(午前中心)
初めての方は、午前をメインに無理のない導線で屋内からスタートするのが安心です。
「ジブリの大倉庫」は時間指定入場なので、ご自身の指定枠に合わせて下記を調整してください。
- (例)09:00 入場 → ジブリの大倉庫(展示・シアターを満喫)
- 11:00 青春の丘(地球屋や猫の事務所を見学)
- 12:00 大倉庫エリアに戻ってランチ&ショップ
- 13:00 余裕があればもののけの里 or 公園内を散策
☀ ポイント:
午後は16:30が最終入場のエリアが多く、16時以降に混みやすい場所もあります。午前〜午後早めの時間帯に屋内中心で進めると、ゆとりが生まれます。

3-2. 全エリア制覇型(1日フル活用)
ジブリ作品を余すことなく楽しみたい方は、朝から夕方までフル稼働のルートがおすすめです。
- (例)09:00 入場 → ジブリの大倉庫(指定枠で入場)
- 11:00 青春の丘 → 写真スポットをさくっと巡回
- 12:00 魔女の谷(フードスタンドやベーカリーで昼食)
- 13:30 魔女の谷の街並みを散策(ショップや遊具は日によって運用が異なる場合あり)
- 15:00 もののけの里 → どんどこ森(傾斜路はゆっくり歩行を)
📸 補足:
夕方は青春の丘/どんどこ森が混みやすい傾向。最終入場は16:30が基本なので、終盤に回す場合は時間管理を丁寧に。スマホの充電対策と当日の運営状況(待ち時間)ページをこまめに確認しましょう。
3-3. 魔女の谷集中型(午後〜夕方)
再訪や「魔女の谷」推しの方向けに、午後からじっくり回す作戦です。
特別施設(オキノ邸/ハウルの城/魔女の家)の当日入場券は整理券配布→購入の二段階運用(枠に限りあり)。配布時刻と販売枠は事前にご確認ください。
- 13:00 魔女の谷に入場 → まず整理券の配布/販売時間を確認
- 14:00 ベーカリーやフードで小休憩(販売・運用は日程で変更あり)
- 15:00 特別施設の当日入場券が取れた枠で見学/撮影
- 16:00〜 混雑が緩む時間帯に、ミニショッピングや街並みの再散策
🎠 ワンポイント:
当日券は10:00(休日は9:00)から整理券配布→指定の開始時刻から16:30までに購入。先着で枠が埋まり次第終了です。遅い時間帯ほど在庫が読みにくいので、現地での判断を早めに。
4. まとめ|無理なく楽しむ“わたし流”ジブリ旅
ジブリパークは、映画のワンシーンにそっと入り込んだような特別な体験ができる場所。
見どころが豊富だからこそ、「どう回るか」を少しだけ計画しておくと、満足度はぐっと高まります。
- ■ 配置と距離感を把握して、歩く負担を最小限に
- ■ 自分のペースに合うモデルルートを選び、時間帯でメリハリを
- ■ 休憩・飲食・ショップを上手に挟み、余裕をもって楽しむ
本記事のモデルルートを土台に、入場時間や体力、同行者のペースに合わせて微調整してみてください。
“全部を急いで見る”より、“心ゆくまで味わう”。その方が、きっと素敵な一日になります。
🎫 最後にひとこと:
入場枠と体力配分にゆとりを持たせれば、写真もグルメもお土産選びも、ぜんぶ心地よく。思い出は、余白から生まれます。

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