最終更新:2025年12月12日
この記事でわかること
この記事のポイント
この記事では、50代からの旅行で失敗しないための「疲れないスケジュールの黄金比」と、移動で体力を削られないための「賢い投資ポイント」を分かりやすく解説します。
これを読めば、あなたの次の旅が、驚くほど快適で優雅なものになるはずです。
- ✔︎ 無理なく楽しめる「午前1・午後1」の観光法則
- ✔︎ 知らずに体力を奪われる「移動ストレス」の減らし方
- ✔︎ もしも疲れた時に使える「緊急エスケープ術」
こんにちは。旅好きの筆者です。
突然ですが、旅行から帰ってきたとき、「楽しかった〜!」よりも先に「あぁ、疲れた……」という言葉が出てしまったこと、ありませんか?
実は私も先日まさにそれをやってしまいました。「せっかく遠くまで来たのだから」と予定を詰め込みすぎて、楽しみにしていた夕食の時間にはヘトヘトで、味がよく分からない……という大失敗を(汗)。
20代の頃は勢いでなんとかなりましたが、私たち大人世代には、大人なりの「整え方」があるんですよね。
旅先での疲れは、体力だけの問題ではありません。実は「スケジュールの組み立て方」と「移動の工夫」だけで、驚くほど体が軽くなるんです。
例えば以前、年末年始に東京で「静けさ」を予約する大人の逃避行プランという記事でも書きましたが、あえて「何もしない時間」を計画に入れることで、旅の充実度はグッと上がります。
今回は、私が数々の失敗(と筋肉痛)を経てたどり着いた、「最後まで笑顔でいられる、体力温存のための旅程設計術」をご紹介します。
これを読めば、次の旅行はきっと、帰宅してからも「あ〜、楽しかった!」と心から言えるはずです。それでは、大人のための賢い旅の準備、一緒に始めていきましょう。
1. そもそも、なぜ50代の旅はこんなに疲れるのか?
「昔は夜行バスで0泊3日の旅なんて平気だったのに……」
友人と旅行に行くと、必ずこんな会話になりませんか?
実は、私たちの体力が落ちただけではないんです。旅を取り巻く環境も、私たちの感性も変化しているのに、「旅のスタイルだけが昔のまま」であることが、疲れの最大の原因なんですね。
1-1. 「昔と同じ感覚」が最大の落とし穴
20代の頃の旅行といえば、「質より量」。ガイドブックに載っている名所をどれだけ多く回れるかというスタンプラリーのような旅でした。
でも、今の私たちは「量より質」を求めているはずです。
それなのに、いざ計画を立て始めると、つい貧乏性が発動して「ここも行きたい、あそこも行きたい」と詰め込んでしまう。これこそが「昔と同じ感覚」の落とし穴です。
実は私も以前、京都で「金閣寺も清水寺も嵐山も!」と欲張った結果、移動だけで疲れ果て、肝心の景色をほとんど覚えていないという失態を演じました(泣)。
1-2. 見えない疲れ、「移動ストレス」を可視化する
もう一つ、私たちが見落としがちなのが「移動によるストレス」です。
- 慣れない駅での乗り換え
- 人混みの中、重い荷物を持って歩く
- 地図アプリを見ながらの方向確認
これらの一つひとつは小さなことですが、積み重なるとボディブローのように体力を奪っていきます。
特に50代以降は、「物理的な移動距離」よりも「判断や決断の回数」が脳の疲労に直結します。
「迷う」という行為自体が、実は一番疲れるんですよね。だからこそ、大人の旅では「迷わないための準備」にこそ、時間とお金をかけるべきなんです。
へぇ〜!「迷うことが疲れる」って、言われてみれば確かにそうかも……!
2. 体力を温存する「70%ルール」スケジュールの組み方
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
私が提唱しているのが、予定を詰め込まず、体力の3割を残して宿に帰る「70%ルール」です。
「ちょっと物足りないかな?」と思うくらいが、実は翌日の元気を保つためのベストバランスなんです。
2-1. 午前1箇所、午後1箇所。「余白」が思い出を作る
基本は「午前中にメインの観光地を1つ、午後はのんびりできる場所を1つ」これだけで十分です。
分刻みのスケジュールで観光名所を巡回するよりも、予定になかった素敵なカフェで1時間お茶をしたり、地元の商店街をブラブラしたり……。
そんな「計画の余白」にこそ、旅一番の思い出が隠れていることが多いんですよね。
以前、年末年始に東京で「静けさ」を予約する大人の逃避行プランを紹介した時も、「何もしない贅沢」に多くの反響をいただきました。詰め込まない勇気、持ちましょう!(笑)
2-2. ランチ難民を回避する!予約必須の鉄則
大人の旅で絶対にやってはいけないこと、それは「人気店に並ぶこと」と「お店が決まらず歩き回ること」です。
お腹が空いている時に知らない街を彷徨うのは、精神的にも体力的にも最大のダメージになります。
特に観光シーズンの人気エリアやテーマパーク周辺は要注意です。例えばUSJクリスマスフード攻略の記事でも書きましたが、混雑する時期は「食べる場所の確保」が旅の満足度を決めると言っても過言ではありません。
- ランチは必ず予約しておく
- 予約できない場合は、開店直後か14時過ぎに時間をずらす
この鉄則を守るだけで、旅の疲れはグッと減りますよ。
3. そこはケチっちゃダメ!大人が「課金」すべき移動のポイント
旅費を少しでも浮かせたい気持ち、痛いほど分かります。でも、私たち世代が絶対に節約してはいけないのが「移動」と「快適さ」にかかる費用です。
若い頃は「体力でカバー」できましたが、今は「お金で体力を買う」発想への切り替えが必要です。
3-1. タクシーとグリーン車は「体力を買う」投資
例えば、駅からホテルまでの徒歩15分。
「歩ける距離だけど、タクシーだと千円かぁ……」と迷った時、私は迷わずタクシーを選びます。
なぜなら、その千円で「重い荷物を引いて歩く労力」と「ホテルに着いてからの回復時間」を買えるからです。新幹線のグリーン車や特急の指定席も同じで、数百円〜数千円の差で到着時の疲労感は大きく変わります。
これはショーやイベントの場所取りでも言えることです。以前USJナイトショーの場所取り攻略でも解説しましたが、寒空の下で長時間待つより、(運用次第ですが)有料エリアや整理券で待機負担を減らし、体力を温存した方が満足度が上がるケースが多いです。
3-2. コインロッカーを探さない。「手ぶら観光」の活用
もう一つ、「地味に体力を削る」のが荷物の存在です。
「あとでロッカーに入れればいいや」と思って現地に行ったら、全部埋まっていた……という絶望、味わったことありませんか?(私はあります……泣)
最近は、駅や観光案内所・ホテルなどで、荷物を宿へ運んでくれる手荷物配送(キャリーサービス等)が使える地域も増えています。
コインロッカーを探して駅構内をウロウロするくらいなら、配送料を払ってでも身軽になりましょう。
「背中に羽が生えたの?」と思うくらい、足取りが軽くなりますよ!
もしも疲れてしまったら?旅先の「緊急エスケープ」術
どれだけ完璧に計画を立てても、その日の体調や天候で疲れてしまうことはあります。
そんな時、真面目な人ほど「予定をこなさなきゃ」と頑張ってしまいますが、ここでは「勇気ある撤退」を選びましょう。
街中のカフェすら混雑していて休まらない時は、ホテルのラウンジやロビーに逃げ込むのが正解です。静けさが約束されていますし、ふかふかのソファで深呼吸するだけで随分と回復するものです。
また、そもそも宿泊先を「駅近で静かな場所」にしておくのも、最強の保険になります。
以前まとめた新大阪駅近くのシニア向けホテル10選のように、移動の拠点となる駅からすぐの場所に「帰れる場所」があると、「いざとなったらすぐ部屋に戻って寝ればいいや」という安心感が違います。
「観光地は逃げません。また来ればいいんです」
そう自分に言い聞かせて、早めにホテルでマッサージでも頼む。そんな夜も、大人ならではの贅沢な思い出になりますよ。

まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、50代からの旅を「疲れ」で終わらせないための、旅程設計のコツをご紹介しました。
最後にもう一度、大切なポイントを振り返っておきましょう。
- スケジュールは「70%」で組む(余白を楽しむ)
- ランチ難民にならない(予約が命!)
- 移動と荷物には「課金」して体力を買う
「若い頃のように旅ができない」と悲観する必要は全くありません。
知識と少しの工夫で、私たちは若い頃よりもずっと深く、優雅に旅を味わうことができるのですから。
次のご旅行が、心地よい疲れと、たくさんの笑顔で満たされますように。
それでは、良い旅を!

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